【冬のカタログについてお詫びと訂正】
今年度発行いたしました冬のカタログに記載の郵便振替番号に誤りがございました。
ここに訂正し、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
●郵便振替 郵便振替口座
誤)00790-0-4092  正)00790-0-40925

米作り/稲刈り

酒造りに最適な山田錦の栽培には『心白』の発現を高めることが、重要な目標となります。
心白部分は、柔らかいので、麹菌が内部まで入りやすく、
でん粉を糖類に変える力の強い良い麹となります。

 → 
麹を作っている途中    左の塊を揉み解して、
酸素の供給をしたり
温度を調整している所

■山田錦の目標値 

  • 心白の発現を高める → 千粒重を重くするのと同じ条件
  • 1株の茎の数 / 18本~24本
  • 1穂のもみの粒の数 / 88粒
  • 玄米千粒重 / 27.0g
  • タンパク質含有量 / 6~7%

※このために余分な窒素を与えてはいけないので、追肥はしません。

徹底した水管理が、過剰な分けつを抑えます

心白は、1次分けつ、下位分けつで多く見られるので、過剰な分けつは抑えなければなりません。これらの条件を満たすためには、水の管理がとても重要となります。

平成5年度 水稲収穫収量調査結果
吉田郡農協・高志農業改良普及センター資料

試験田 上志比村
山田錦
上志比村
コシヒカリ
収穫日 10/15 9/20
穂数
本/株
25.9 17.5
一穂粒数
粒/穂
93.5 73.5
千粒重g 27.0 19.6
タンパク質%   6.348
心白発現率%   63

(実際に土壌を改良して田植えを始めて3年目のデータです)

田植えのあとの水管理

田植え後は、根が着くまで10日間ほど、深く水をはります。
その後、1月くらいの間に太い茎で分けつをして欲しいので、浅水での管理します。

中干しをしっかりとすることで、根は、水を求めて、下へ横へしっかりと伸びていきます。また、田植えの間隔が広いことで風通しがよくなり、虫がつきにくくなります。

深水の様子 中干しの様子  山田錦の
花と幼穂

穂が出ると、胚乳を育てるために・・・

穂が出てくると、籾の中での十分胚乳を育てることが大切となるので、間断かんがいをします。また、朝の冷たい水が昼にぬるくなる前に水を落とします。追肥はタンパク質を多くするのでやりません。

 【稲刈りは総出でおこないます】

そして、10月中旬ごろ稲刈りがはじまります。
茎を吸って、味を確かめる大木酒店さん・・・「甘い!」

米が収穫された後、乾燥、もみすり、精米へと進みます。

精米

一番最後の精米は、福井県内の酒造会社さんと同じで、福井県経済連のパールライスで共同精米をしています。最新型のコンピューター制御の精米機で低温で時間をかけて精米します。

米の水分を調整しながら 乾燥

一般の食用米より温度を5度から10度下げて、2度に分けて乾燥します。

薄撒きで丈夫な苗を育てます

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【お酒は20歳になってから】
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